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機械の保全コスト節減に
あらゆる機械、家庭用品、レジャー用品の金属製回転・摺動・スライド部分にご利用いただくことで、 新品のように静かでソフトな動きを再現し、防錆、潤滑、防湿に効果を発揮します。 -50度〜250度までと広範囲の温度条件でご使用いただけます。
0.3ミクロン平均の超微粒子化されたPTFE（四フッ化エチレン樹脂）パウダーが、表面張力の小さい溶媒に分散されているため、 従来の潤滑油では入り込めなかった複雑な機構の小さな隙間にもよく浸透し、溶媒が乾燥して短時間で金属面に被膜を形成します。 PTFEの低摩擦により、散布面の摩擦抵抗を弱め、滑りを促進させます。
被膜は水や酸、アルカリに強く、除錆・防錆に効果があります。 潤滑油のようにベトつかないため、ホコリや砂など、摩擦の発生源となる異物が付着せず、清潔な境界面を保ち、スムーズに摺動します。
| 項目 | 乾式潤滑（ドライコート） | 湿式潤滑 |
|---|---|---|
| 潤滑性 | ドライコート（PTFE）の二層間の摩擦係数は0.040以下で、回転数の変動に対しても安定 | 鉱油、および合成油の摩擦係数は0.1以上で、乾燥するとサージングが発生 |
| 金属への付着 | ドライコート（PTFE）は金属原子に対し付着力があり、一旦付着すれば剥離しにくく、塗布された被膜はベアリングのような潤滑力を発揮 | 添加剤の種類や粘度により多少異なるが、起動・停止時に油膜強度が不足して脱落し、金属同士の接触を招く |
| 油汚染 | 給油後キャリーの溶剤が、PTFEを摺動部に残して蒸発し、透明でクリーンな乾燥皮膜を形成するので、製品の油汚れがない | 潤滑部がオイルで濡れているので、空気中の浮遊塵埃が付着しやすい。長期間の操業中にもこれが堆積し、製品汚染の原因となる |
| 耐熱性 | ドライコートは、-50度〜250度までの広範囲に渡って安定した乾式潤滑特性を保持 | 温度の上昇に伴い、潤滑油の粘度が低下流出し、熱分解炭化などの劣化がおこり、潤滑性が低下する |
| 浸透性 | 表面張力の低いLA溶剤が、細部にPTFE微粒子を浸透させ、異物などで汚れた潤滑面の洗浄効果が得られる | 一般的に軟化流出、滴下を防ぐため、LA溶剤よりも遙かに粘度が高く、浸透力が劣る |
- ご使用前に、必ず缶に記載されている注意事項を読んで、安全にご使用ください。
- 分散溶媒は可燃性のため、火気の近くでの使用、保管はできません。
- 分散溶媒中に固形物が沈殿していることがあるため、よく振ってから使用してください。
- 散布後、溶媒が完全乾燥するのではありません。
- ドライコートのPTFE（四フッ化エチレン樹脂）は不活性ですが、300度以上に過熱した場合、一部分解が始まり、有毒性のヒュームが発生します。 高温時での使用には、くれぐれもご注意ください。
- ご使用前に、必ず目立たないところでテストをして、問題がないことを確認してからご利用ください。
- 火気や高温に注意して使用・保存してください。
