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────────────────────────  2005年6月21日  第25号
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│ ┌──┐ │└┘  ミ シ ン の 『 そうだったのか! 』
└┬┘  │ │        〜 ミシンの嘘・ホント、それって常識?!
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▼ 目次
    ●ごあいさつ
    ●試縫いでミシンの良し悪しをつかむ

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 ■ごあいさつ
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  いつもご愛読いただいているみなさん、こんにちは!
  今回からお読みいただいているみなさん、はじめまして!
  数あるメルマガの中から選んでいただき、ありがとうございます。
  すっかりご無沙汰しております。島田ミシン商会の嶋田栄司です。

  このメールマガジンは、
   これからミシンを購入したい、
   ミシンのことをもっと知りたい、
   もっと上手に使いこなしたい…

  そんなホームユーザーのあなたが、誤った知識で後悔しないように、
  ミシンの嘘・ホントの解明を通して、ミシンの常識や活用のヒントをお伝
  えしていきます。

  このメールマガジンが何かの役に立って、今まで以上にホームソーイング
  を楽しんでいただけたら最高です。
  気に入っていただけましたら、お知り合いに転送してすすめてくださいね。

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 ■ 試縫いでミシンの良し悪しをつかむ
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  なかなか店頭に出向く時間がなくて通販で購入しようかと考えている人でも、
  「やっぱり、店頭で試縫いした方が良いのでは?」と考える方は多いことで
  しょう。

  実際に触ってみないと分からないことは多いですから、機会と時間があれば、
  試縫いして選べるのが良いです。各お店の知識力やサポート力を知る良い機
  会にもなるでしょう。

  とはいえ、ただ何となくミシンを動かしてみただけでは、良いのか悪いのか
  よくわからないままだった、なんてことにもなりかねません。

  例えば、「○円ぐらいのミシンで、30番糸を使ってデニムの縫い具合を比較
  したい」など、知りたいことを明確にし(できるだけ具体的に)、そのため
  の準備をして、試縫いするのがお薦めです。


 ◆ これからミシンを始める人は…

  特に、今までミシンの経験がなく、はじめてミシンを購入する人にとっては、
  比較する材料もなければ、良い悪いを判断する基準さえ持っていないのが普
  通です。

  何でも予備知識を入れておくと良いと言えますが、その情報次第では、誤っ
  た判断につながる場合もあり、難しいところです。考えを固くせずに「こう
  言う意見もある」程度に止めておくのが良いでしょう。

  まずはコンパクトミシンと標準的なサイズのミシンを比較したり、電動ミシ
  ンとコンピューターミシンを比較するなど、ハッキリと分かる違いを持った
  ミシンを試縫いすることから始めてください。

  最初から、価格が高い機種を避ける人もいらっしゃいますが、上位機種との
  違いを知っておくことは重要です。知って、体験して、「ここまでの機能は
  いらない」「値段差に見合うだけの価値を感じない」と感じたら、止めてお
  けばいいことです。

  それをしないで購入すると、「あれがうまく縫えない、これがうまく縫えな
  い、なんだミシンが悪かったんだ、あっちを買っておけば良かった…」と、
  せっかく購入したミシンの悪い面しか見えなくなります。

  実際のところ、ある程度のレベルからは、ほとんど縫い能力に差がないケー
  スが多いので、縫い方の工夫を学ぶのが有益です。上がいくらでもあるよう
  な、早々に買い換えたくなるようなクラスのミシンは避けるのが賢明です。


 ◆ 同クラスのミシンを比較する

  さて、1歩進めて、同レベルのミシンを比較するための試縫いは難易度が高
  くなります。機種選定ができなくて試縫いする場合は尚更です。

  何となく試縫いしても、カタログに書かれている機能を確認しただけに止ま
  ることも少なくありません。

  試縫いは、目に見えない違いや差を捉えるいい機会です。何が知りたいのか
  を明確にし、比較することに重点を置きます。当然、同じ条件で比較できな
  ければいけません。布や糸も、自分で用意をしておくのがベストです。

  新しい物は、それだけで快適に感じるので、目的を失わないように気を付け
  ましょう。


 ◆ 環境の違いに気を付けて

  例えば音。店頭で動かす時と、夜に家で動かす時とでは、感じ方が違うのは
  明らかです。音は音によって消すことができますので、にぎやかな店内では
  あまり気にならないこともあります。天井の高さや、人や物の状況によって、
  反響や音の吸収具合も違います。

  このような状況では、音の大きさを確認しようとしても、違いが分からない
  かもしれません。

  ですから、「うるさいか、うるさくないか」ではなく、他機種との比較で考
  えます。「こっちのミシンより気にならなかった」とか、「どれも似たよう
  な感じ」ぐらいの感想で十分です。音がしないミシンはありませんからね。

  ただ、特定条件の時に、うるさく感じるミシンもありますので、音のことが
  気になる方は、ミシンに負荷のかかる厚物縫いで試しておくと良いでしょう。


 ◆ 実践的な縫いとの違い

  例えば、市販のズボンの裾上げを自分でしたいと思って、ミシンの購入を考
  えたとします。そこで、デニムの裾上げができるかどうかを調べてみること
  にしました。厚地の縫い能力を知るのが目的です。

  ここで、脇縫いの段部を作って、ただ3ツ折りして縫っただけだと、貫通力
  や送り具合しかわかりません。コンパクトミシンでも十分に感じるかもしれ
  ません。

  しかし、輪になっている状態を縫って、はじめて気付くことがあります。幼
  児のジーパンと、お父さんのジーパンでは、輪の大きさも違います。硬さも
  違うでしょう。

  糸も針も変えてみなければ分からないこともあります。ミシンの大きさだけ
  ではなく、その形から気が付くことがあるかもしれません。

  実際に作品を作るように縫うときと、平らに2枚重ねてただ縫うときでは、
  気が付くことが違いますので、注意してください。けしてあら探しをするの
  ではなく、良い面をたくさん見つける気持ちで試縫いすることも大切です。


 ◆ 試縫いの機会が無くても

  さて、こうして挙げていくと、そこそこミシンに慣れた方でないと店頭での
  試縫いを判断材料にするには、敷居が高いと感じるかもしれません。

  知人に顔なじみのお店がある方などはいいのですが、どんなお店か知らない
  ところで、マンツーマンで接客され、あれこれ試すのは気が引ける人方もい
  らっしゃるでしょう。試縫いしたくても、できる環境がない方もいらっしゃ
  るでしょう。

  縫うプロではないにせよ、実際にミシンで物を作ったりして、カタログや機
  能に止まらない商品知識を持った販売店さんもあります。そういうお店なら、
  自分が試縫いをして得られる以上の情報をくれるかもしれません。躓いたと
  きにも何かしらアドバイスをくれそうな、信頼できる販売店の目利きに頼る
  のも方法です。


  同じミシンを使っても、満足されている方、不満がある方、様々です。自分
  でミシンを使って作っていかないことには実感できないことが、たくさんあ
  ります。その経験や感想は無駄になりませんし、成功も失敗も振り返ったと
  きの結果です。遠回りをするか近道をするかぐらいに考えて、ミシン選びを
  楽しみましょう。



  ◆ご意見・ご質問・体験談など、どんな些細なことでもかまいませんので、
   メールをください。おもしろいと思ったものは、このメルマガでご紹介し
   たいと思います。
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ミ シ ン の 『 そうだったのか! 』
 〜 ミシンの嘘・ホント、それって常識?!

【発行者】島田ミシン商会 嶋田栄司
【WEBサイト】島田ミシン商会 http://www.shimada-mishin.com/
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編┃集┃後┃記┃
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  梅雨だというのに、あんまり雨が降らないですねぇ…。
  例年のように、今年も四国は水不足の心配が吹き出してます。

  去年は雨が多くて、「今年は水不足の心配はないな」と思ってたら、
  多すぎて被害に遭うし(苦笑)

  今年は逆かなと思いつつ、土嚢の積み下ろしがかなりキツかったので、
  腹筋にいそしんでます。


  今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
  また、折を見て発行できたらと思います。
  それではまた。
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