──────────────────────── 2006年5月31日 第29号 ┌──────┐┌┐ │ ┌──┐ │└┘ ミ シ ン の 『 そうだったのか! 』 └┬┘ │ │ 〜 ミシンの嘘・ホント、それって常識?! ─────┴─┴──────────────────────────── ◎本メルマガは等幅フォントが最適です ▼ 目次 ●ごあいさつ ●昔のミシンは壊れにくいのか ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ごあいさつ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ いつもご愛読いただいているみなさん、こんにちは! 今回からお読みいただいているみなさん、はじめまして! 数あるメルマガの中から選んでいただき、ありがとうございます。 島田ミシン商会の嶋田栄司です。 前号の発行から、気が付いたら半年も経っていました…。 ほんとにごめんなさい。 このメールマガジンは、 これからミシンを購入したい、 ミシンのことをもっと知りたい、 もっと上手に使いこなしたい… そんなホームユーザーのあなたが、誤った知識で後悔しないように、 ミシンの嘘・ホントの解明を通して、ミシンの常識や活用のヒントをお伝 えしていきます。 このメールマガジンが何かの役に立って、今まで以上にホームソーイング を楽しんでいただけたら最高です。 気に入っていただけましたら、お知り合いに転送してすすめてくださいね。 ▼バックナンバーはこちら http://www.shimada-mishin.com/mailmag/backnum.html ──────────────────────────────────── ■ 昔のミシンは壊れにくいのか ──────────────────────────────────── 「昔のミシンは壊れにくかった」 ミシンにかかわらず、よく聞くお話です。 昔のミシンと何が違うのか、現在のミシンはどのような方向にあるのかなど、 数回に分けて、ひとつずつ考えていこうと思います。 ◆ ミシンの歴史 ミシンは16世紀のヨーロッパで発明されました。その後19世紀のアメリカで、 すべてを機械化しようと改良と発達を重ね、本縫ミシンの元となるミシンが できました。 日本へは黒船来航の時、幕府への献上品として入っていました。同じころ、 ジョン万次郎が遣米使節通訳として訪米した際に、土産として持ち帰るなど して日本にはいってきたようです。 ミシンはとにかく高額でしたので、明治時代は見物料を取ってミシンを披露 していました。縫製機械として認識されるには時間がかかったようです。 国産ミシンの1号機は、明治14年に第2回国勧業博覧会で展示されました。そ の後、輸入ミシンの研究や開発を経て、いわゆる黒いミシンが登場します。 ミシンはそもそも装飾のない四角いデザインでした。シンガー社によって、 工作機械のようだったミシンを、家庭の中に入ってもおかしくない機械に装 飾されました。本体を曲線的な形態にし、装飾的なアラベスク模様をとりい れました。 この時点ですでに、工業用と家庭用に分けて考えられているのが興味深いと ころです。 ◆ 家庭用製品としての変化 当時の家庭用ミシンは、鉄製の据え置きタイプが主流でした。頑丈な反面、 重く、場所も取るため、「軽く」「小さく」「持ち運びができる」ことが求 められました。 他にも、頻繁に油を注さなければいけなかったり、ギヤやカムがぶつかり合 う金属音がうるさがられたりと、生活の変化と共に、家庭での使用には、い ろいろな課題がありました。 しかし、20世紀の物造りにおいて大きな変化をもたらしたプラスチックが発 明されたことで、家庭用ミシンも大きく変化していきます。 プラスチックの外装と組み合わせることで、ボディに使われている金属の量 を減らすことができました。さらに内部にもプラスチック部品を利用したり、 アルミなど鉄以外の金属も利用することで、音の軽減や軽量化、コスト削減 による低価格化などにもつながりました。 その後もさまざまな技術を取り入れながら、家庭用ミシンは、扱いやすく、 価格も安くなり、普及していきました。ユーザーの「家庭用製品として」求 められる要素に沿って、メーカーは商品開発を進めているのです。 ◆ご意見・ご質問・体験談など、どんな些細なことでもかまいませんので、 メールをください。おもしろいと思ったものは、このメルマガでご紹介し たいと思います。 → mag@shimada-mishin.com ======================================================================== ミ シ ン の 『 そうだったのか! 』 〜 ミシンの嘘・ホント、それって常識?! 【発行者】島田ミシン商会 嶋田栄司 【WEBサイト】島田ミシン商会 http://www.shimada-mishin.com/ ご意見、ご感想はコチラまで→ mag@shimada-mishin.com ※)いただいたメールは、予告なく本メルマガに掲載させていただくことが あります。その際、抜粋・編集する場合がありますので、あらかじめご 了承ください。掲載不可の場合は、その旨お知らせください。(お名前 はご希望がない限り掲載しません。また、個人の特定にいたる情報は除 いて掲載します) ◎このメールマガジンの転送は自由です。 ただし、掲載された記事の内容を許可なく転用・転載することを禁じます。 Copyright(C)2006 島田ミシン商会 All rights reserved. ▼このメールマガジンは以下の配信システムを利用しています。 『まぐまぐ』ID:0000115447 http://www.mag2.com/ ▼登録の解除は下記URLにて、ご自身でお願いします。 http://www.mag2.com/m/0000115447.htm ▼いたずらで登録されたと思われる方は、『まぐまぐ』にご相談ください。 『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ (『まぐまぐ』からのお知らせメールの登録・解除も同様です) ======================================================================== 編┃集┃後┃記┃ ━┛━┛━┛━┛ ずいぶんご無沙汰の発行で、ほんとにごめんなさい。 伝えたいことがたくさんありすぎて、 まとまりがない文章になり、 なかなか発行できずにおりました。 現実逃避でサボっていたという話もありますが…(汗) ひとつの疑問に対して、ひとつの答えにしようとするから、 無理があるんだと気が付きました。 似たテーマを、いろんな視点から書いていこうと思います。 今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。 次回は6月末頃の発行予定です。 それではまた。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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