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■ カバーステッチは伸縮素材向きの縫い目

既製服では、表裏両方に飾り糸が入ったものを見かけます。 このような縫い目を総称して「偏平縫い」と呼びます。

「偏平縫い」の基本は、「二重環縫い(チェーンステッチ)」です。 「二重環縫い」は、1本の針糸と1本のルーパー糸で形成される縫い目です。

チェーンステッチ

この「二重環縫い」が平行に2列、3列と並んだ縫い目は、 既製品のズボンやスラックス、作業服などでもよく見かけます。 中には25本(針糸25本、ルーパー糸25本の計50本)を一度に縫うミシンもあります。 いずれも工業用ミシンにしかない縫い目です。

同じ縫い方を発展させ、複数の針(針糸)に1本のルーパー糸を使用する縫い目を 「二重環下飾り縫い(片面飾り縫い)」といいます。 家庭用で言うところの「カバーステッチ(針糸2本にルーパー糸1本)」や、 「トリプルカバーステッチ(針糸3本にルーパー糸1本)」のことです。

この「二重環下飾り縫い」に、生地の上側で運動するルーパー糸が加わると、「偏平縫い(両面飾り縫い)」になります。

「二重環下飾り縫い」や「偏平縫い」は、伸縮性に富み、 メリヤス下着をはじめニットの裾処理や補強、飾り縫いとして、縁かがり縫いとともに広く利用されています。

カバーステッチについて

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