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■ 調整できない自動糸調子で大丈夫?

ベビーロックの糸取物語や縫工房では、自動糸調子のシステムを採用しています。 4本まとめて調整することは、ユーザーでも簡単にできるのですが、個別に糸調子を取れるようにはしていません。 (もちろん、カバーを外せばできるのですが、一般ユーザーではたいへんです)

そのことで、「もし合わないときはどうするんだ?」と手動糸調子をすすめる販売店も多いそうです。 ダイヤルには、糸調子の合う範囲が書かれているので十分だという意見です。 気に入らなければ微調整ができることも魅力でしょう。

しかし、どのような縫い目がきれいな縫い目か、知っていなければ意味がありません。 それに、例えば巻き縫いや、ルーパー糸(飾り糸)にウーリー糸を使用した場合、太めの糸(40番ぐらいまで)を利用した場合などは、 必ず調整しなければいけません。

糸取物語などの自動糸調子は、家庭用ミシンの自動糸調子機構と違い、糸の繰り出し量をコントロールする仕組みになっています。 3本糸の切り替えや巻き縫いの時などは、糸調子を指定するだけです。

このような仕組みで大丈夫なのは、 縫うものの種類が限られていること(革などの縫い合わせにロックミシンが利用されることはありません。 厚物縫いにも、ロックミシンの機構で限界があります)、 ロックミシンの縫い目はゆるめの糸調子がきれいとされていることなどが挙げられます。

手動糸調子のありがたみは、「微調整ができること」にあります。
逆に、自動のありがたみは、「まったく手動で糸調子をとることができないこと」ではないでしょうか。

手動糸調子の場合、自分で変更できるために、ついつい無用な調節をしようとしてしまいます。 その結果、縫う時間が無くなったのでは意味がありません。 糸調子のことを気にしても直しようがない、忘れてしまってもよい所に、自動糸調子の本来の意味があるのです。

ミシンは不定形の布や糸を扱う道具ですから、自分自身で調節できるのに越したことはありません。 しかし、難しいことを考えずに縫いたい、あれこれ調節している時間がないお客様もいらっしゃいます。

ミシンとしてこちらが良いからと言って、あなたにとっても良いかどうかはわかりません。 私は、お客様の価値観や環境に合わせて選んでいただけるが一番だと考えています。


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