別売りのアタッチメントを利用すれば、職業用ミシンでもボタンホールが縫えるようになります。
たいていの職業用ミシンに取付可能な B-6TA のようなボタンホーラーと、 使用できるミシンが限定されますが、最新型万能ボタンホーラー EB-1 があります。
どちらも慣れるまで、取り付けはちょっと面倒に感じるでしょう。 まずは昔からあるB-6TAのようなボタンホーラーについて。
縫い形状は四角(両閂止型)ではなく、楕円形(眠り穴)になります。 B-6TAの場合は鳩目穴もできます。 ボタンホールサイズも限られています。
布を上から押えて、生地を左右に振ることでジグザグを縫います。 そのため生地の影響を受けやすく、柔らかく薄い布ほど苦手です。 生地が厚く重い場合も同様です。 直線縫いに適した釜が使われていますので、斜め方向に糸を引き出すジグザグ縫いの巾がでません。
穴の左右のジグザグ縫いを重ねることができるため、 閂止用として YS-4455 を検討される方もいらっしゃいますが、 布を上からだけ押えて動かす仕組みは同じですので、生地厚があるものは難しいでしょう。
ボタンホールはジグザグ縫いですので、家庭用ミシンの得意分野です。 家庭用ミシンをお持ちなら、無理に職業用ミシンのボタンホーラーを購入する必要はないでしょう。
しかし従来の常識を覆すボタンホーラーが発売になりました。 JUKIの EB-1 です。 取り付け可能なのが、糸切り機能があるTL-30シリーズ以降の発売モデルに限られますが、 これまでのボタンホーラーの弱点をクリアしています。
上下で生地を挟んで動かしますので、段差を厚紙などで補って平らに押えがセットできるようにすれば、しっかり送れます。 90度縫い方向を変更して縫えますので前後運動を利用してジグザグが縫え、巾も出すことができます。
職業用ミシンならではの貫通力などのパワーを期待できますので、ボタンホールのためだけに家庭用ミシンを検討するのであれば 大きなメリットが期待できます。
EB-1の登場によって、職業用ミシンの可能性がさらに広がったと言えます。