昔は国産かどうかがよく話題になりましたが、昨今は国内で製造しているミシン自体が少なくなりました。 海外の自社工場で作っているのであれば、国産か海外産かは重要ではありません。 しかし自社工場にもランクがあったり、外注しているかもしれません。
つまるところ、信頼できる製品かどうかが重要です。
OEMと呼ばれる商品があります。 例えばA社が製造し、B社のブランド名やメーカー名で販売されるケースです。 主に安価なミシンにこの傾向が見られます。
このような例はミシン業界に限らず、自動車や家電製品でも食品でもたくさん見受けられます。 ちょっとだけ外観を変えて、A社製品としても販売されていることもあります。
A社が製造しているからといって、B社が責任を持ってサポートしてくれるのなら特に問題はありません。 A社も名の通ったメーカーであれば、さらに心配する必要がないでしょう。
しかしA社がさらに外注に出していたり、B社はサポートの窓口だけで修理など細かいことはA社の扱いになっているケースもあります。 ややこしいケースでは、C社(主に販売店)がB社のメーカー名で販売するオリジナルミシンまであります。
単純に「信頼しているB社製だから大丈夫」と考えず、 どういう理由で安い価格設定なのか、自身の求める品質と対価が見合うか、よく調べておきましょう。