ミシンの分かりにくさのひとつに、流通ルートによる機種の違いがあります。
- 全国共通モデル
- 代理店・特約店向けモデル
- オリジナルミシン
他にも量販店向けとか学校用などがあります。
代理店が扱えるモデルがナショナルブランドとすれば、 特定販売店のみ取扱のオリジナルミシン(プライベートブランド)が多数存在します。 販売店や卸店などが発注して作らせる場合もありますし、メーカーが地域の状況に合わせて作る場合もあります。
これらのオリジナルミシンは、ナショナルブランドとは別の機能が付いているとか、 付属品、型番、外観、定価がちょっとづつ違うといったところです。 型番が違うだけで内容はまったく一緒というのもあるそうです。
オリジナルミシンは基本的に価格競争を避けるために作られていますが、 多くは何らかの付加価値がありますので、自分の欲しい機能が標準で備わっているなど、お得なときもあるでしょう。 オリジナルミシンだからといって特別視する必要がないのがほとんです。
しかし消費者にとって問題のあるケースも存在します。
自店だけのオリジナルミシンだと、定価を自由に設定できるのです。 物によっては、実際の商品価値以上に高い価格に設定されている事さえあるようです。 虚偽の商品説明をしている事例を聞いたこともあります。
オリジナルミシンであろうがなかろうが、信頼できる販売店からの購入で、 その販売店にアフターを求める限り、特に問題はないのが普通です。 むしろ信頼できる販売店に出会えれば、自分の望むミシンやサポートが得られるとも言えます。
ミシンだけでなく、販売店選びも大切にしてください。